輸入ドアの取付施工マニュアル
ドアご購入の方から数カ月するとドアが
傾き開けられなくなるとのことで連絡を頂く事が凄く多いです。
これはドア自体が悪いのではなく施工上の問題点があるのです。
施工方法としてはヒンジ(蝶番)のビスを長めのもので
躯体にビスが入るように取り付けてください。
そうすることによりドアの傾きが殆ど正常な状態が維持されます。
初期の施工からこれを行わないと取り付けた後
何回も同じ症状になりクレームの原因に
なりますから気を付けてください。
下記の画像はヒンジから躯体に長いビスで
枠自体を固定してドアを下がらないようにする工夫です。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=464x10000:format=jpg/path/sa158414f5acc6df3/image/ic5f29b0e4e48bb65/version/1704069870/image.jpg)
ワンポイントアドバイス
ヒンジは必ず躯体側のビスを長めのビスを使用して躯体に固定します。
ガッチリ固定するように1本だけでもしっかりとめるのがコツです。
ドアが重いからあと後取り付けてから下がりなどの防止になります。
塗装済みのドアと枠を取り付ける場合
塗装済みの場合の枠は仕上げ面から
ビス・釘では止められないので
やり方としては一つの施工方法として
参考として記載しておきます。
枠側にヒンジの座堀がございますので
左右枠の水平、垂直、を調整します。
先ず、ヒンジの座堀箇所に
シム(パッキン)を入れて
ビスで躯体に固定して取り付けます。
そのほかの箇所でも枠と躯体の隙間に
シム(パッキン)を入れて
躯体内側からビスで固定します。
枠固定金具プレートの利用(別の方法)
また別な方法としては
より正確に出来るように
枠固定金具プレートを使用をお勧めします。
↓ ↓ ↓画像参照
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=980x10000:format=png/path/sa158414f5acc6df3/image/icfc01a7866232673/version/1703981563/image.png)
海外の現場でも金具を使用して取り付けています。枠自体にビス・釘で固定しなくてもいいので枠自体、仕上がりが綺麗になります。
国内でおすすめする金具。
より精密な取り付けを求める場合、枠固定金具プレートを利用することをお勧めいたします。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=519x10000:format=png/path/sa158414f5acc6df3/image/i7c90269df54a44c2/version/1703981300/image.png)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=519x10000:format=png/path/sa158414f5acc6df3/image/ib3512c494e376f61/version/1703981310/image.png)
何回も言いますがヒンジの箇所の取り付けは長いビスで躯体まで貫通させて固定してください。
↓ ↓ ↓
参考画像
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sa158414f5acc6df3/image/i1c9a77f06858e8f7/version/1703981669/image.jpg)
枠を固定して内部ボードを施工後にケーシングを取り付けます。
ケーシングの取り付けは
フニッシュネイルで枠と躯体側に固定します。
仕上げは
ネイル打ち込み穴にパテ埋めしてタッチアップが必要です。
ケーシング取り付け参考動画 🔻
輸入ドアには専用ドア枠がございます。
ショップ内でドア単品をご注文頂く事もありますがその場合
お薦めしているのが輸入ドアの専用枠材です。
一番雰囲気とバランスが取れるようです。
海外映画のようにそのものの雰囲気を出すには専用枠も必要ですね。
2x4工法で2x4用ドア枠使用の場合
先ずは基本中の基本であります。
2x4用のドア枠を取り付ける方法を参考としてアドバイスします。
通常専用枠は2x4用なのでこちらを使用します。
(2x6用の枠もございます。)
2x4用ドア枠
基本的な施行取り付け図
通常使用するケーシング最も多い形状です。
これを使用するのとしないのとではドアの表情が違ってきます。
比較的安価な2x4用基本枠のご注文はこちら
在来工法での施行枠
そして国内では通常在来工法が圧倒的に多いので
在来工法に使用するのであれば
2種類の取り付け方法があります。
①2x4用の枠を使用して延長枠を足す方法
ドアをご購入頂くお客様には
ドア枠を現場で作成する方もおられます。
家が(現場が)2x4または2x6で構造を建てららている方
そして通常の在来工法で建てられている方に対して
ドアを取り付けに当たりドア枠が必要になります。
通常は輸入建材は2x4用が標準です。
しかしここは日本ですから
在来工法が圧倒的に多いのです。
どの工法にでも枠を取り付けできる知識は必要になるわけです。
そこで
貴方もどちらでも対応できるように プロが現場に応じて
施工しているその知識を知りたいと思いませんか?
そのことを知ればどのような場合でも自由度に幅が出てきて
それをアレンジして自分なりに
よりリーズナブルに仕上げることも可能になるわけです。
是非2x4用の輸入建材だからちょっとなー
などと考えることなく
どんと来い!的な感覚が身に付くと思います。
どんどんご使用いただける事間違いありません
輸入住宅のプロが使用しているドア枠の施工知識
2x4用・在来工法用に適した取り付け方法を記載します。
在来工法で2x4用のドア枠を使用
金額は比較的安く収める為2x4用の枠を使用することの施工です。
2x4用の枠に延長枠を使用して仕上げ面まで
調整してケーシングを取り付けます。
上記2x4用の枠に延長枠を使用して取り付ける
参考図は下記にて↓
※上記画像は40mmとなっておりますが通常内部ドアは35ミリです。
では延長枠は何を使用すればいいの?
当社販売のフラットジャム(無目枠)をご注文頂き
現場の寸法に合わせて無目枠をカットして使用します。
画像参照
↓ ↓ ↓
② 在来工法は壁厚が160~180と広いので巾調整枠を使用するやり方
↓ ↓ ↓
以上 価格的には調整枠の方が
お値段は高いですが現場の手間を考慮する事でどちらを使用するかを選出頂ければと思います。
馴れている方は延長枠を使用して、安価な2x4用の枠で全てを取り付けております。